ただでは死なん。

こんなタイトルですが社会に恨みはありません。

【めざせ3週間】Twitter依存症脱却プロジェクトを始めます

最近Twitterの閲覧時間が長くて困っています。

 

ぼーっとタイムラインを眺めては何もないのに更新を繰り返すゾンビのような状態がちょくちょくあり、時間の浪費ぶりに対して流石に危機感を覚え始めました。

これを機に「Twitter依存症脱却プロジェクト」を開始することにします(これがもうすぐ26歳となる成人男性の現状…)。

以下2つの手法によりチャレンジします。

 

 手法1:休止をTwitterで宣言する

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休止宣言文。自分でいいねを付けているのは、いいね欄を見た時にこのツイートが一番上にくる(他にいいねをつけていないことがわかる)ことを狙ったものです

 一番閲覧時間の長い、事実上のメインアカウントで堂々と休止を宣言します。こうすることで、ついつい戻ってきてしまうことへの抑止力になることを期待。

また、「ツイートはしていないけどタイムラインは見ている」状態も避ける為に、いいねすらしないことを宣言しました。自分にはどんどんプレッシャーをかけていきましょう。

 

 手法2:休止したいサービスのパスワードを紙に書いて保管する

以下手順通りにパスワードを封印しましょう

  1. PCのキーボードを適当に叩く
  2. 無規則のランダムな文字列ができる
  3. それをTwitterなどの休止したいサービスとして設定する
  4. 2で打った文字列は紙に印刷・手書きなどして物理的に保存する。
  5. 手の届きにくい場所に保管しておき、期日まで忘れる

 

文字列が無規則であればすぐに忘れてしまい、思い出すこともできないのでGoodでしょう。

このように「アカウントに再度アクセスするには紙に書いたパスワードを入力するしかない」という面倒な状況に置くことで「ついついアクセスする」事態からは遠のきます。当然ながら、Chrome等で記憶させたパスワードは削除しておきましょうね

また、休止したいサービスも漏れなく記載しておけば、復帰時のパスワード戻し忘れも防げます。

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筆者の場合はこんな感じで紙に書いて折りたたんでホチキス留めして引き出しの奥に封印しました

誘惑に敗れて開封する時は過去の自分の決意にハサミを入れる羽目になるので精神的にツラいことでしょう。是非ともそうなることは避けたいですね!

 

Twitter以外にnoteやyoutubegmailなどを入れているのは、Twitterと連携しているサービス(実生活から少しでもTwitterを遠ざけたいので)だったり、パスワードの再発行をメールで行うことを防ぐ為です。

とは言え紙を失くしたら詰みますので、注意して保管しておきたいですね。

 

 ちなみにこのような手法を取った理由について、依存症対策の有効策の1つに「依存対象から物理的に距離を置く」という方法を聞いたことがあったためです。

 

しかし、スマホから距離を置くというのは現代社会では中々難しいと感じたため、アカウントごと封印するという苦肉の策に出た次第です(gmailは元々私用とは別にytk64専用のものを作成してました)。

 

以上。こんな感じでTwitter依存症脱却計画は始まります。

 

これから3週間、短い期間ではありますが依存対象を完全シャットアウトしてどれだけ変われるでしょうか。

 

スマホ時間すら自己管理できない情けない大人の情けないチャレンジ、絶対見届けてくれよな!

 

楽天の「つみたてNISA」はポイントで投資してはいけない

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最近流行中のつみたてNISA

つみたてNISAとは、「貯蓄から投資」を推進する為に、長期・積立・分散投資を普及させるねらいで2018年から開始された制度である。投資信託の購入を対象とし、毎年40万円を限度に枠が与えられている。この枠で購入した商品は、購入後20年間は分配金・譲渡益を非課税で受け取ることができる。少額長期積立投資を続けるのに最適の制度である。

 筆者は楽天証券でつみたてNISAを行っているが非常に満足している。楽天カードを持っている人であれば間違いなく一番オススメできる証券会社である。

しかし、沢山のメリットがある楽天証券でも、その全てを受ける為には若干ややこしい設定が必要になる。何も考えずにテキトーな注文を設定している場合は、これを機に是非見直してみて欲しい。

 

 

つみたてNISAで楽天証券を選ぶメリット

つみたてNISAには多くの証券会社が対応している。その中でも楽天証券は、楽天カードやポイントを使って積立投資を行える点で他の証券会社と一線を画している。

ポイントで投資信託を購入することでSPUの倍率+1倍も受けられるし、現金を使わずに投資ができてしまう。

しかしこのポイント投資は使い方を誤ると楽天証券のメリットを損なう恐れがある。


そもそも投資信託(つみたてNISAを含む)を購入する上で楽天証券を選ぶ最大のメリットは、「クレジットカードで購入することでポイント還元分1%のリターンが確定している」ことである。

他方、楽天ポイント投資信託を購入するメリットは、余ったポイントを使うことで現金を使わず投資ができるところだろうか。そしてデメリットは、楽天カード決済でのポイント還元が受けられなくなること。
微々たる差ではあるが、超長期投資を狙うつみたてNISAでは、この微差が後に大差となる。

 

 

 買い方の最適解は

ではどうすればつみたてNISAと楽天カードのメリットが最大限に受けられるのか?

以下の表に整理した。自身の収入と相談し、「つみたてNISAの枠は使い切りたい」「楽天カードのメリットはフルに使いたい」「どっちのメリットも得たい」など一定の戦略を立てる指針に活用して欲しい。

 

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※1月~12月まで1年間フルに投資する場合。

初見だと結構ややこしく感じるかもしれない。

が、このややこしい初期設定を終えるだけで、お得でしかも楽な積立生活が送れるようになる。

つみたてNISAは長期投資してナンボの制度なので、できるだけ早いうちに楽かつ得に積立を続けられる体制を整えることが重要だ。

 

 

方針①つみたてNISAの枠を使い切りたい

つみたてNISAの枠は年間40万円のため、月額の積立は12で割って月に33,333円。注文の際は必ず楽天カードで決済すること

例えばつみたてNISAの枠を使い切るつもりで月に33,333円を積み立てるとする。

この内ポイントで毎月1000円分充当すると、楽天カードで決済する額は32,333円となり、還元額は333ポイントから323ポイントに下がってしまう。

実に微妙な差だが、「塵も積もれば山となる」「一円を笑うものは一円に泣く」「微差は大差」という偉大な先人達の教えには従っておきたい。

 

積立投資は、毎月の家計の計算を考えると、ポイントを使わずカードや現金で決済した方が固定費として計算しやすくなる。家計管理まで考えると、ポイント利用はできるだけ固定費には回さない方がよい。

 また、楽天市場のSPUを狙う場合は、毎月のポイント利用の上限を1ポイントに設定しておくと良い(1度に500円以上の投資信託を注文し、かつ1ポイント以上使用していればOK)。

 

参考:年の途中から投資を開始する場合

例えば7月からつみたてNISAを始めた場合、その年では7~12月の6ヶ月しか拠出する機会がないため、つみたてNISA枠を使い切る場合は1ヶ月辺りの拠出上限は66,666円(40万円÷6ヶ月)となる。

この場合、66,666円のうち50,000円は楽天カードで決済し、残りの16,666円を余った通常ポイントと現金で購入することでつみたてNISAの枠を使い切りつつ楽天カードのポイントバックもフルに受けることができる。

 

 

方針②楽天カードの枠を使い切りたい

月額50,000から、つみたてNISAに積み立てる分を引いた残りを追加で積立注文しよう。つみたてNISAが月額33,333円ならば、残りは16,667円注文する。

 

 

方針③月に50,000円以上積立したい

楽天カードの月枠上限(50,000円)を超えて積立を行いたい場合はポイント利用をオススメする(逆に言えばこの枠を超えない限りポイント利用はしない方が良い)。

楽天銀行を使って現金でも積立することは可能だが、現金での購入ではポイント還元が無いため、通常ポイントと現金の比較であれば間違いなく通常ポイントを使用すべきだろう。

通常ポイントで投資信託を購入し、翌営業日に解約すればポイントを簡単に現金化できてしまいますね!(ゲス顔)

楽天証券では購入する商品ごとに決済方法も指定できる。これにより同一の商品でも①つみたてNISAの月枠を使い切る② 楽天カードの月枠の残りを使い切る③ポイント+現金の併用といった意図別での購入方法が可能だ。

 

 

方針④ 参考:筆者の場合

筆者の場合は以下のように設定している。

 

①つみたてNISAの月枠を使い切る 33,333円

楽天カードの月枠を使い切る 16,667円

投資信託で還元された通常ポイントの再投資 500円

合計 50,500円

 

③については利用上限を500円と固定しており、またポイントも毎月500円分は確実に入るため家計管理にも支障はなく、SPU条件もクリアできるため再投資したい方にはオススメの方法である。

 

 

 

 

記事は以上。筆者はつみたてNISAに加えiDeCoも行っており、更に奨学金の返済まである。これだけで毎月10万ほど飛んで正直とても辛いので誰か養って欲しい。(ぴえん) 

 

お得に生きる為にここ2年間でスマホ決済を使いまくったけど、結局節約が一番だった

 タイトルでいきなり結論を述べてしまった。

2019年は各社~20%クラスの大盤振る舞いの還元合戦に加え、政府のキャッシュレス還元事業と来て、2019年はスマホ決済の普及が大きく進んだ年といえる。どさくさに紛れて増税もできちゃったね。

しかしながらスマホ決済は課題も多々抱えており、未だ完成には程遠いというのが現実だろうか。ここ2年ほど色々な決済手段を使い倒してきたので、その所感を述べたい。

 
 

決済手段が多すぎて煩わしい?

スマホ決済の普及を阻む一番の要因がここだと思う。

クレジットカードですら使える商品や店舗にバラつきがあって普及が進まなかったのに、どうして同じことを繰り返してしまったのか…。

これに加えてポイントカードも…

財布を出して更に現金やカードを出すのが面倒でスマホ決済を活用しているので、ポイントカードを使う機会は大きく減少した。ヨドバシのような還元率が大きく、家電量販店という使用頻度も多くないところならともかく、薬局やスーパーなどのポイントカードは不便さが目立ち始めてきた。電子アプリ化に取り組んでいるところも見られるが、わざわざアプリを開く必要がありQR決済とは特に相性が悪い。個人的にポイントカードはほとんど利用しなくなった。

そして これも個人的な叫びだが、Tカードはいい加減に戦い方を変えるか、無理ならもう滅びて欲しい。財布をゴソゴソ漁る作業と現金をジャラジャラ数えたり店員さんにカードを預けて処理してもらう煩わしさを省く為に非接触決済やQR決済が活用されているのに、わざわざいろんな店舗に現れては店員さんに「Tカードはお持ちですか?」なんて聞かさないでくれ。あっても出すか。

この点、PayPayはTカードをアプリから直接開けるようにしており、工夫の形跡が見られる。  

 

 

QRはタッチよりも不便だが、ぶっちゃけ慣れる

接触決済と違い、特別な設備がなくてもQRコードを客に読ませれば良いのは店舗側に大きなメリット。使える店舗は多い。アプリの起動が必要な分タッチ式より手間はかかるが、使って見るとさほど気にならない。ついついツイッター開いちゃうような手際の良い人ならすぐ慣れるね! 

 

 

残高管理はめちゃくちゃ簡単

 「電子マネーの種類が多すぎて、どこにいくら入っているか管理するの面倒」という問題がある。そういう時はマネーフォワードなどの家計簿アプリを活用しよう(ステマじゃないよ)。

 

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Android版マネーフォワードの管理画面。銀行残高や現金、電子マネーの残高などがまとめて確認できる

銀行口座を複数持って毎月記帳して回るような人には尚更オススメ。今どきの家計簿アプリは銀行口座や電子マネーの残高を一括管理できる。そして利用履歴まで自動で取得して家計簿に記帳してくれるので家計管理がべらぼうに楽になる。

筆者は過去に2年間ほど全て手打ちで家計簿アプリを打っていた時期があったが、それと比べても労力は95%くらい削減されている。

現金主義・手書き家計簿の人であれば多分99.99%くらい作業が楽になると思う。

ところで、これは使い込んでる人ならわかって欲しいのですが、月末なんかに家計簿アプリの履歴とか確かめたりすると思うんですけど、「現金」残高が現実と1円もズレてなかった時めちゃくちゃ嬉しくないですか?ニチャア  

moneyforward.com

 

 

楽に、かつ得に使いたい 

スマホ決済って種類多くてややこしいけどなんだかんだ楽だし、キャンペーンもあるし、クレカのポイントもつくし、どうせならお得なのを使いたいはず。

とは言えクーポンやキャンペーンに踊らされるのは本末転倒なので、以下のようにルール化して活用することを勧める。

① 「メイン」はタッチ(非接触型)決済

スーパーや行きつけのカフェなど、いつも買い物をする店で対応している決済手段を中心に導入しよう

そして、QR決済ではなくタッチ(非接触型)決済を選ぼうスマホを開くことなくかざすだけで使えるのはめちゃくちゃ楽だ。スマホ決済の素晴らしさを痛感すると思う。

筆者の場合はQUICPayがそれに該当するが、iDやSuicaEdyも使える店舗は多い。 

 

② 「メイン」が使えない場合にQR決済も備えておく

タッチ決済は専用の端末が必要なため、導入コストも高く店舗によっては対応していないところも多い。しかしこうした店舗でもPayPayを始め導入コストの低いQR決済が使えるところが増えてきた。

タッチ決済と比べ、アプリを起動する必要がある分多少不便だが、現金決済やクレカを財布から出すよりは相当楽だ。

クーポンや残高の使い勝手が良いLINE Pay、利用店舗の数が非常に多いPayPayがオススメ。

筆者の場合は、これらに加えて楽天Payも使う(期間限定ポイントが使えるため)。

 

③ クレカと少額の現金も持ち歩いておく

タッチ決済もQR決済も使えない「いざという時」に備えて、クレジットカードや小口決済に対応できる程度の現金はもっておくと安心。具体的には、携帯が電池切れ・故障を起こしたり、現金オンリーのラーメン屋に急に行きたくなった時など。

筆者の場合、ポケットに入る小さな財布に免許証とクレカ、千円札1~2枚だけ忍ばせておき、基本はスマホ決済という「ほぼ手ぶら」スタイルで生活している。

「手帳型スマホケースに5千円札1枚だけ忍ばせておく」という方法もある。

 

④ クーポンやキャンペーンは「めっちゃ得」なものだけ使う

筆者は特定店舗・特定商品とのキャンペーンで配られるクーポンは基本的に使わない。

「得なクーポンが無いかな?」と探すのは本末転倒で、最悪のパターン。浪費するために時間の無駄遣いをすることになるので…。

よく行く店など日常的な利用時に使えて、かつ「めっちゃ得(還元率が高かったり、使用対象を問わない)」なクーポン「だけ」ありがたく活用させて頂きましょう。

LINE Payがたまに500円引きとかのクーポンとか配ってたりするのでおすすめ。(ステマじゃないよ)

 ちなみに筆者の場合、「めっちゃ得」なクーポン・キャンペーンはツイッターのフォロワーさんが使ってツイートしてたりするのでわざわざ探すことがなくなった。 

 

 

それぞれの決済手段のメリット・デメリットをもっと詳しく知りたい

筆者が使用してきた決済業者は長くなりすぎたのでこちらの記事にまとめたので、興味あるものだけピックアップして読んで欲しい。  

 ytk64.hatenablog.jp

 

 

セキュリティ、信用性は課題

7payの破綻や、楽天経済圏での障害発生、共同財布のサービス終了など、スマホ決済のみならずフィンテック全体の脆さが目立った年でもあった。

初期のPayPayや7payの作りの甘さは「金の動きなんて数字の動きなんだからITで効率化できるでしょう?」とは単純には言い切れないことを知らしめた。

還元合戦も落ち着き始め、今後生き残っていくのは資本力(≒信用)の高い大手サービスが中心になっていくだろう。

LINE PayやPayPayも背後に大資本がついていたり運営も頑張ってはいるが、如何せん資金決済業者としての実績が弱い。今後に期待しつつ様子を見たい。

そして、セブンイレブン楽天といった大手発の決済手段が安全安心かというとそうでもないというのも現実だ。QR決済はセキュリティ面で大きな課題を残してしまった。 

大きな資本力に加え、FeliCa使用のQUICPayやiD、Suicaに加え、VISAなど、強固なセキュリティの下で決済業者として実績を積んできた所は根強く生き残るだろう。 

 

 

500円の無駄遣い」をなくしてみよう

クーポンやキャンペーンに釣られて、本来使う予定のなかったお金を使ってしまう(浪費する)ケースは多いだろう。例えば、大手コンビニ3社はどこもスマホ決済を積極的に導入しており、大抵の決済手段が使えるのでついつい買い物をしてしまう。

この無駄遣いを仮に500円減らせば、「10,000円利用した場合の5%還元」を現金で受けたのと同じようなものだ。

還元を主目的に電子マネーを使うなら、いっそ「浪費の回避」に取り掛かってみてはどうだろう。

家計簿アプリは電子マネーと相性が非常に良いので家計の管理(浪費の把握)と時間の節約に大いに役立つ。

マネーフォワードが連携できる電子マネーの種類が多いのでオススメ。(ステマじゃないよ)  

moneyforward.com

 

 

以上。繰り返しになるが、それぞれの決済手段について詳しくまとめた記事もあるので興味がある方はそちらも読んで欲しい。

ytk64.hatenablog.jp

 

乱立するスマホ決済手段(非接触型決済・QR決済)のメリット・デメリットを独断と偏見でまとめてみた

2019年は各社~20%クラスの大盤振る舞いの還元合戦に加え、政府のキャッシュレス還元事業と来て、2019年はスマホ決済の普及が大幅に進んだ年といえる。 

しかしながら「●●Pay」始め様々な決済手段が乱立してしまい、還元合戦に踊らされ混乱してしまった人は少なくないのではなかろうか。

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筆者の利用している電子マネー



 本記事では筆者がこの2年ほどで使い倒した各決済手段についてメリット・デメリットを解説する。 

 

「どういう使い方が楽で得なんだよ!」という方はこちらの記事を参考にしてほしい。   

ytk64.hatenablog.jp

 

 

 

1.非接触決済編

Google Pay、Apple Pay、おサイフケータイ

乱立するスマホ決済をまとめてくれる優れモノ

電子マネーの残高管理も行える

基本的にクレジットカード・プリペイドカード・電子マネーを紐付けて使用する。

カードによってQUICPay、iD、VISA タッチ決済(これはGooglePay限定?)が使用可能になる。

 なお、決済時に「Google Pay(Apple Pay)で」と申告すれば、優先順位の高い決済方法とPontaカードなどの登録済みのポイントカードも同時に使用できるという画期的な仕様もある。が、そもそも「スマホ決済はいくつか導入してはいるがGoogle Pay(Apple Pay)での決済は対応していない」という店がほとんどなので、この方法もイマイチ浸透していない… 

 

 

QUICPayQUICPay+

JCB発の非接触型決済。クレジットカードに紐付けることができ、チャージが不要で決済スピードも速くかなり便利。

JCBの20%還元キャンペーンで使い始めた人も多いのではないだろうか。

無印(プラスなし)と+(プラス)との違いは決済上限金額。

無印は上限が2万円。プラスは上限なし(紐付けしたカードの限度額)。ただしプラスでもGooglePay利用の場合は上限が3万円までに制限される。地味にややこしいがあまり気にする必要はないだろう。

 

 

iD

Docomo発の非接触型決済。dカードと相性が良い。docomoユーザーは還元なども受けやすくおすすめ。

筆者は三井住友VISAカードと紐付けているが、docomoユーザーではないためキャンペーン等も縁がなく、紐付けたカードの還元率も特別高くないので使用頻度は低い。

使い勝手の良さはQUICPayと同等だと思うので使い分けするのが良いだろう。

また、Edyと聞き間違えられやすい。「ア↓イ↑ディーで」とはっきり述べつつ画面をチラ見せすることで回避可能(ちょっと恥ずかしい) 

 

 

 モバイルSuica

プリペイドタイプの電子マネー。超満員・超混雑のJRでの改札で物ともしない安定性と決済スピードが売り。

また、Suica定期券をスマホで買えてしまうのも大きな魅力。

プリペイドタイプのためチャージが必要。チャージはアプリから手軽に行える為そこまで不便には感じない。クレカによってはオートチャージもできる。

ただ上限が2万円と非常に低い。また、鉄道以外での利用履歴が「物販」としか記載されないのが家計簿アプリでの管理が難しくしており非常に不便。 

筆者が東京で暮らしていた頃は、定期券をその場で買えることもあってとても愛用していたが、東京を離れてからは使用頻度がかなり低くなった。

使用機会は通勤定期圏外の日常での鉄道利用や駅構内での自販機利用のみ。 

 

 

Edy

こちらもプリペイドタイプの電子マネー電子マネー界の古株で、地味に使用可能な店舗が多い。

キャッシュレス決済を古くから活用している人には愛用者も多いのではないか。

iDと聞き間違えられる問題は「『楽天Edyで」と言うことで回避可能。

 

 

nanaco

プリペイドタイプの電子マネーセブンイレブンで使用。公共料金の支払いに使える。

還元率の高いリクルートカードでチャージするとお得。また、セブンのマルチコピー機を使う際に現金が不要なのも地味に楽。

なお、都度チャージが必要にもかかわらずチャージは1,000円単位で、更には2019年9月から一日一回(厳密には24時間に一回)までと大きな制限が加えられ使い勝手が悪くなった。

また使用明細も何に使ったか不明瞭で、家計簿アプリとの相性も良くない。

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Androidnanacoモバイルの利用履歴。出入りと使用日時以外何も分からない

7payでの失態もあり、セブンイレブン電子マネー競争は敗色濃厚か。 

 

 

VISAのタッチ決済 (旧 VISA payWave)

とにかく色々な需要がぶつかり合った結果微妙な出来になってしまった決済手段。申し訳ないが、ほとんど利用していない。

正直なところ、わざわざ財布からカードを取り出して端末にタッチするという一連の作業に大きな疑問を抱かずにはいられない。「それ普通にカード使えばよくね?」「スマホの非接触決済の方が速くね?」といった疑問が拭えず、使用するに至らなかった。

ちなみにGooglePayで一部のVISAカードVISAのタッチ決済に対応しているのでスマホ決済も実現可能。しかしながら対応カード・店舗共に少なく、「VISAじゃなくてもQUICPay or iDで良くね?」というのが現実。

 また、支払額が10,000円を超えると暗証番号入力or署名が必要になる。タッチでスマートに会計を済ませたつもりが追加で署名まで求められる姿はシュール過ぎるのではないか。

 強みを挙げるならば強固なセキュリティと、間に他社の決済手段を挟まなくて良いという所か。店員にカードを渡さなくて良いという点も挙げられるが、タッチの際に券面を晒す以上「直接盗み見られる」リスクはあるので根本的解決にはならない。財布を直接かざすという方法もあるが、それはもうスマホで良いのでは?と思ってしまう。 

ちなみに「カードを直接端末にタッチする」機能はAMERICAN EXPRESSのカードにも備わっている。一見非効率に見える一連の作業も、背景には「ハイステータスなカードを見せたい」という儀礼的な需要があるのだろう(推測です)。こういう意味では他にはないメリットと言える。

またVISAは世界的規模の会社なので、海外での普及率を考えると持っておいて損はない。旧VISA payWave対応カードでも国内で使える。そして海外ではVISA payWaveが普及している。細かい話をすると、VISA payWaveは日本国内ではサービス終了したが、国内限定で「VISA タッチ決済」として名前を変えて生まれ変わった、という認識で良いかもしれない。正直めちゃくちゃややこしい。

国内では店員さんも理解していないパターンが多いので使わない方が良いかもしれない。  

 

 

2.QR決済編

 LINE Pay

QR決済+JCBプリペイドカード(バーチャル・リアルカード両対応)として使えるので守備範囲がかなり広い。

一応非接触決済も可能だがほぼ使う機会はない。

個人間送金が可能なのが特徴。銀行振込みなどでの現金化が可能なので、例えば飲み会の幹事をする時に役に立つ。

グループLINEの連絡ついでに集金可能なのでめちゃくちゃ便利。LINEやってない人はかなり少ないので導入も容易。

ただしKyashと違いクレジットカードからのチャージができない。ここは出金可能であることとトレードオフなのでKyashとの使い分けを勧める。

QUICPayと紐付けることで、タッチ決済にも転用可能。

 

 

PayPay

使える店が非常に多い。100億円キャンペーンなど、莫大な費用を投じたバラマキ型広告戦略は有名。加えて、地道な営業活動の結果、小さな個人営業の居酒屋なんかでも採用されることが増えるようになった。なんとダイソーでも使える。「現金オンリーだったけど今はPayPayだけは使える」という店は今や少なくないが、これは今までクレジットカードも実現できなかった偉業だと思う。

QR決済なので優先度こそ高くないものの、痒い所に手を伸ばしてくれる心強い存在であり、「行こうとしてる店が現金しか使えないかもしれない」という不安をグッと減らしてくれる。 

ただ、PayPay残高とクレジットカード(ヤフーカードを除く)決済を併用できないのが大きなネック。「残高があるのに使えない」という状況はストレス。ヤフーカードのみ対応しているというのは囲い込み狙いだろうが、こうした制限を加えるのはキャッシュレス化の本義に反しているので支持したくない。「PayPay残高と現金の併用」に対応する涙ぐましい努力をしている店舗も見られるくらいだが、本来ここは決済手段側で対処すべき箇所では…?と思う。

とは言え、銀行口座を紐付けてPayPay残高にチャージすることは可能なのでまだマシか。

 

 

楽天Pay

楽天ユーザーなら必須級。期間限定ポイントの消化におすすめ。松屋でよく使ってます。

当然通常のポイントも使えるが、こちらは楽天カードのポイント払いに使っても良い。

楽天カードのみならず、Kyashとの相性も良い。

 

 

 

3.その他

Kyash

「出金(現金化)が不可能な代わりにクレカでチャージができて、個人間送金も可能なVISAプリペイドカード」というのがKyash。

 還元率は0.5%~1%(2019年12月現在)。

その辺のクレジットカードと組み合わせて、「クレジットカードでチャージ→Kyashで支払い」という方法を取ることでポイントの二重取りができてしまう。

更にPayPayなどに「クレジットカード紐付けのKyash」を登録することで三重取り以上も狙えたりする。

ただ、この方法は間に決済手段を介在させることで決済通信に時間がかかるため、結果として不便になってしまう。「不便にするほど得」という構造はキャッシュレスの本義に真っ向から反しているし、長続きしないだろう。

 KyashはVISAが使用可能なところではほぼ全てで使える。ネットでの決済はほぼこれで対応できる。リアルカードを発行すれば実店舗でクレジットカード・デビットカードの代わりに使用することも可能。ただし3Dセキュアに対応していないので、それが求められる場面では使えない。この場合にクレジットカードで決済するのが良いだろう。

支払い方法としては「Kyash残高」で支払いを行い、残高が不足の場合は紐付けたクレジットカードから自動でチャージを行って不足額を充当する。いちいちチャージ不要というのは使い勝手が良い

Kyashはプリペイドカードということもあり履歴への反映が即時なので、使った額がリアルタイムで集計できるし、家計簿アプリとの相性も非常に良い

Google Pay/Apple PayでQUICPayと紐付けることで、非接触決済としても使用可能(ただし還元は対象外)。

デメリットとして、一日・一ヶ月の使用額に制限がある。上限は最大で一日5万円・一ヶ月12万円。これを上回る高額の決済には使えないので日常の小口決済に使用するのがおすすめ。

また、還元率も当初は一律2%だったのが「条件付きで最大1%」と改悪されてしまった。これに加えて、Kyashチャージはポイント還元対象外となるクレジットカードも増え、Kyash側も還元対象外のケースも増えてきて「二重取り」が難しくなり、旨味が少なくなってきているのが現状。QUICPay利用時も還元対象外となった。

サブスク課金などの定期的な支払いにも対応していない仕様とのこと。(が、何故か決済できるところもある)

 

 そしてサポートの対応が非常に弱い。筆者も利用制限を受けたことがある。上限を大きく超えた高額決済に使用し、制限に引っかかり決済は無効となったものの利用制限となった。制限は無事解除されたが、制限されたという通知も来ないので、制限後に使って初めて制限されていたことに気づく。

そしてサポートは対応も非常に遅く、利用再開まで2週間くらいかかってしまい、決済サービスとしてはかなり不安が残った。無料のクレジットカードでもカスタマーセンターに繋がらないという「安かろう悪かろう」的なサポートへの不満はあるが、Kyashのそれは「無料だから」では済まされないレベルの水準だと思う。何よりKyashは2019年12月現在で電話での問い合わせに対応しておらず、問い合わせフォームから連絡し、いつ来るか分からない連絡を待つしかない。不正利用や盗難時の補償もない。高い還元率にはこうした理由があるので、安易に還元率に釣られずにこうしたリスクは把握しておく必要がある。

使いやすい優れたUIもあって、筆者もかつてはKyashをかなり支持していたが、現在はほぼ全く使わなくなってしまった。 

 

pring(プリン)

これは一応QR決済として使えるのだが、QR決済として以外の部分が非常に魅力なので、あえて「その他」としてカテゴライズした。

pringは銀行口座から電子マネーをチャージして、個人間送金することができる。残高はセブン銀行ATMでパッと現金が無料で引き出せる(1日の回数制限はある)。

うまく使えばpringユーザー同士で匿名、かつ手数料無料で現金を送り合うことができるSNSで知り合った人などとお金のやり取りをするなら必須級。

入金~送金~出金まで無料で完結できるので少額の送金と相性が良い。

ただしプリペイドカードではないので、KyashやLINE Payと異なりクレジットカードに準じた使い方は出来ない。代わりに現金化ができ、手数料も無料にできるので、個人間送金ではKyashやLINE Payよりも便利。

 

現金

ほぼ全ての店で使えるという最強の能力の持ち主。なんだかんだ持ち歩いておくべきだと思う。備えあれば憂いなしの精神。ラーメン屋なんかは食券機が現金のみというケースも依然として多い。

筆者の場合は千円札を10枚くらい自宅にストックしておき、カードケース付きコインケースに1~2枚忍ばせておいて、現金を使った日はお釣りで出た小銭をまとめて一箇所に溜めておき、ストックしたお札を補充する、という方法を取っている。「ほぼ手ぶら」スタイルはとても楽。

カバンを持つ日にはカバンに札入れを入れており、クレジットカードや保険証と、高額の現金決済に備えて1万円札を2枚常備している。 

なお、溜まった小銭を定期的に銀行ATMにぶち込むことでとてもスッキリします。家計簿アプリの残高と1円もズレが出なかった時はめちゃくちゃ嬉しくなりますね。気持ち悪い?それ、褒め言葉ね。

 

 

 

こんな感じ。ここに書いてない決済手段も沢山あるが、それは筆者が使わなかったし使うメリットも感じられなかったものと考えて欲しい。

繰り返しになるが「結局どういう使い方が楽で得なんだよ!」という方はこちらの記事を参考にしてください。   

ytk64.hatenablog.jp

 

 

 

間違いなく大晦日に投下する記事ではない。

 

公務員試験に落ちました。

近況報告も兼ねて、久々の更新。

タイトルの通りです。公務員試験に落ちました。

以下詳細。

 
試験結果について

2018年度末辺りに公務員試験受験を決意し、東京から関西の実家へと戻り、試験勉強を行っていました。

受験先については、業務内容や勤務地などから、関西の「地方上級」に絞りました。

筆記試験は突破致しましたが、面接で敗戦…。

 

ぶっちゃけて言うと、筆記試験での出来具合と、受験した自治体の採用学歴(公式情報ではありませんが関係者から聞いた範囲)から考えると、私は受験生の中でも上位の方だったと思います。

既卒・無職が公務員試験に挑む上で、面接の鬼門となる「空白期間の説明」については、WEBエンジニアへの転身を目指して活動していた経験や、そこから実際に就職活動を行って内定を得たことなど、試験勉強以外にも説明することには困りませんでした。

面接自体にも特に苦手意識もなく、そもそも慣れてはいたので問題ではなかったと思います。

にもかかわらず面接で弾かれたとなると、資質という面で致命的な部分があり、「公務員として」「その自治体の職員として」、あるいは「社会人として」相応しくないと判断されてしまったのでしょう。

 

 今後も市役所などを受験すること自体は可能ですが、縁もゆかりもない自治体や機関で、やりたいこともなければ、職員として働くビジョンも描けません。

当然面接を突破する為の志望動機も浮かびません。

それを捏造して面接に赴くだけのスキルはありませんし、そこまでして公務員という身分を得たいのかというとそうではありませんでしたので、受験を終了することとしました。

 

こんなことを言うと、ニートの癖にまるで選ぶ側に立ったかのように偉そうなことを言ってんじゃねえぞ、と思われるかも知れませんが決してそんなつもりはないですからね!

「とりあえず公務員になる」道を選んでも、職場環境や仕事内容など諸々のミスマッチから、結局は前職での悲劇(半年で職場から離脱)を繰り返すことになるのが目に見えていました。

少なくとも、「ここで働きたい」と思えた自治体で、筆記試験をクリアして、面接で聞かれたことには真摯に答えて、その上で不採用となった訳なので、比較的悔いなく諦めることができたと思います。

 

今後について

もう(25)ですし、いつまでもニートを続けていられません。

幸いなことに家族との関係は良好なので、「やりたいことをやればいい」とニート自分探しを許されていますが、いつまでも子供部屋おじさんお兄さんも続けていられません。

「やりたいこと」を基準に仕事を探すのはもうやめます。もう特にないので…。

一旦は親族がやっている自営を手伝いつつ、自分でできることを増やして、親や親族と同様に自営の道を歩みたいと思います。

 

昨年末に東京から帰郷した頃は、正直「試験に落ちたら死ぬしかないな」とか考えてました。

自分の至らなさや将来の暗さに、文字通り死ぬほど悩む日々を送りました。

仕事をやり遂げられず逃げ出し、せっかく得た大卒の切符も活かせぬまま、かつての同級生は順調に成長していく様を目にし、なぜ自分は落ちぶれたのかと落ち込む日々。

なぜ自分だけが大人になれないのか。いつまでも幼稚なまま、何も成そうとせずに引きこもっているのか。

「公務員」という道を目指したのも、そうしたエリートコースのような、「立派さ」への憧れの名残があったからなのかもしれません。

が、現在はそういった悩ましさも薄れ、現実に対して何とか向き合えています。

このようなネガティブな本音も、弱音も、試験の失敗も、これまではずっと見栄を張ってひた隠しにしてきました。

今回、自分のカッコ悪さに向き合って、それを文章化して、包み隠さず公表することができたのは、人として少しはマシになれたのだと思います。

 

これからは ゼロから自分の人生を作って行かなければならない訳ですが、将来、自分に自信を持って、 熱心に打ち込める仕事に出会えたら幸いです。

そうなれるようにひたすら頑張ります。

 

P.S.

先日のAmazonプライムセールで梅雨対策に防水設計の革靴を購入しましたが、面接の予定が皆無となり一度も履かぬままお蔵入りしました。

泣きたいです。

「人生50年時代」という考え方

あなたは「人生100年」も生きたいですか?

 「人生100年時代」というスローガン。皆さんはどのように受け止めているでしょうか。正直なところ僕は、何一つ希望を感じられていません。

 

 少子・超高齢化の深刻化が止まらない。給料は上がらない。外国語が使えないと仕事が貰えない。少ない仕事はAIが奪いに来ている。技術が僕たちの生活を便利に・楽にしてくれるはずが、僕たちは技術に負けないように新しいことを考え続けなければ生きて行けない。

 

 この傾向は今後も変わらないどころか、むしろ加速し続けるでしょう。

 

こんな時代に、70歳まで働かされて、100歳まで生きるの?と考えた時、まるで雲に閉ざされたエベレストを登らされているような気分になりました。

 

老いて力尽きるくらいなら、自ら安楽死でもした方がよい

 自分が死ぬ瞬間はどんな状況だろう?と考えた時、いろんな場面が浮かびました。「老衰の末、身内に看取られながら死亡」「車に跳ねられて事故死」「どうしようもなくなって力尽き、孤独死」…どれも自分で死ぬ瞬間が選べないものばかりでした。

 

 人々の価値観が多様化しているのに、なぜ「死」だけは自分で設計できないのだろう?そんな疑問が湧いてきました。

 

 理想の死

 2017年頭に、女子中学生が「楽しいまま終わりたい」と言い遺して自殺した事件がありました。僕はこのニュースに大きな衝撃を受けました。飛び降り自殺とのことで、いきなり目の前を去られたご遺族の心中は計り知れないものとお察しいたします。

 

 しかしながら、「楽しいままで人生を終えたい」という彼女の理想に、共感を覚えた自分が確かにいました。

 

 やりたいことをやって、「楽しいな、これで良かったな」と思えて、人生で世話になった人にちゃんとお礼を言って、ボロボロにならずに死ぬことが出来れば、どんなに幸せだろうか?

 

 いつ来るかわからない死に怯えて、必死にその日が来ないことを願いながら、年老いて、いろんな人の手を借りてギリギリのところで生き永らえて、結局力尽きて孤独死。死がいつ来るかわからないおかげで、多くの未練も残るでしょう。こんな結末より、どんなに美しいでしょうか?

 

 結局逃れられぬ死から逃げ続けるのではなく、計画的に受け入れる生き方。「自らの人生に期限を設けて、限りあるリソースを有効活用する」そんな考え方が込められているのが「人生50年時代」です。

 

 

「人生50年」のメリット

老後の為に、健康を維持しなくてよい

 金持ちにも貧乏にも、老いは平等に訪れます。老いると、健康リスクは若い頃と比べ物にならない程増加します。

 

 「痴呆防止には何をすればよいか?」「血圧を下げるにはどんな食べ物がよいか?」「どういうサプリメントなら健康に良いか?」こんなことを考える時間、投じるお金が勿体無いですね。

 

 人生を50年で切り上げることで、無駄な勉強をして胡散臭いビジネスマンに搾取されることもありません。なりたい自分になる為の勉強を始めましょう。

 

老後の為に、年金を払わなくてよい

 どう考えても払い損の国民年金を払わなくてよくなります。大体月に1,6000円程度が浮く計算になりますね。浮いたお金は趣味に使ったり、なりたい自分になるための自己投資に費やしましょう。

 

老後の為に、結婚や子育てを考えなくてよい

 僕はずっと誰かと同じ家で過ごすのが苦手です。恐らく結婚したとしてもうまくいかないでしょう。正直なところ独身の方が気楽でいいなあと感じているのですが、「結婚しなくて老後どうするの?」「独身の老後は不安だよ」みたいな声は避けられません。しかしながら、何とか結婚にこぎつけても「熟年離婚」が当たり前の時代なので、いつ失うかわからないですね。

 

 こんな考えの人間が結婚したとして、いったい誰が幸せになれるでしょう?

 

 人生を50年で切り上げてしまえば、自分の老後の世話の為に家族を作って、必死に維持する活動から解放されます。

 

 自分の為の人生に没頭するか、愛する人と密度の濃い50年を過ごして下さい。

 

老後の為に、仕事を頑張って蓄えを作らなくてよい

 日本の年功序列・終身雇用制度はもはや維持できなくなっていますね。目の前の仕事に闇雲に取り組み続ければ、誰でも結婚出来て、子供が育てられて、家が買える時代は終わりました。

 

 これからはあなたがあなたの責任で将来を設計しながら、保障もなく、給料だけが据え置きで仕事をしていかなくてはいけません。

 

 50年で人生を切り上げてしまえば、嫌々生きることなく、自らのやりたいこと、生きたい場所、会いたい人の為に時間とお金と体力を投じることができます。できるだけ高い給料を得るために、儲かる資格を嫌々取る必要もありません。

 

老後の為に、家族を疲れさせなくてよい

 日本の介護業界は慢性的な人手不足です。働き手の需要は今後ますます増えていくでしょう。ですが給料は上がりませんね。供給は今後も不足したままでしょう。国は老いた国民の面倒を見させる為に、給料を上げるのではなく、単価の安い外国人を呼び寄せる道を選びましたね。

 

 老人ホームに入れなかった高齢者の面倒は、家族が見なくてはならないでしょう。「介護疲れ」「介護殺人」こういった悲劇は増え続けていますね。

 

 あなたは愛する家族や子供を疲れさせてまで自分の面倒を見させたいですか?人生を50年で切り上げてしまえば、あなたは老いた自分ではなくパートナーや子供の為に時間とお金を使うことができます。

 

若くて健康な自分の為に、人生を投じられる!

 「50年分の老い」と引き換えに、あなたが得るものは大きいです。

 

 「老後を見据えて悩む時間」「老後をやり過ごす為のお金」「生きる為のお金を稼ぐ為の勉強」これらはすべてやりたいこと・行きたい場所・会いたい人の為に使いましょう。

 

 

あなたはそれでも「人生100年」生きたいですか?

生きたければ、いつでも人生を延長すればよい

 それでも、ここまで読んで下さった方の多くは「50年で死ぬなんて」と考えていることでしょう。

 

 生活の心配が全くない方や、まだまだやり残したことがあると考えている方。是非長生きしてください。

 

 「50年で人生を終わろうと思っていたけど、仕事が思いのほか楽しくなってきた」「やりたいことが見つかった」「共に生きたい人に出会った」そんな人は、いつでも人生を延長して、気の済むまで生きて下さい。

 

 人生が100%計画通りに行く方がおかしいです。「やっぱり生きたくなった」というあなたに、「50年で死ぬんだろ?なんでまだ生きてるんだ!」そんなことを言う人はいないでしょう。

 

 遠くを見すぎて嫌気が差した方。まずは1年後、5年後、10年後を見て、気楽に歩いてみませんか?

 

 「人生何年生きたいか」なんて、国から言われるまでもなく、あなたが自身が決めることです。自分の人生を健やかに生き、納得して死ねるよう、頑張りましょう!

職業訓練に通い始めて、人生がまた進みだした

僕は2018年5月下旬から職業訓練に通っています。この記事の時点で3週間ほどが経ちました。

職業訓練ってどうなの?」って聞かれることがちょくちょくあったので、3週間通ってみた感想などを書いてみることにしました。

少し長いですが興味がある方は読んでみて下さい。職業訓練についてある程度知っている方は1.2.は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

 

 1.職業訓練とは

国からお金を貰いながら(or失業保険を延長しながら)、民間のスクールで勉強をさせて頂ける制度です。就職する意思があり、さぼらずに勉強を続けられる人は基本的に受けることができます。授業料もほとんどが無料です。

※他にも様々な条件がありますが、ハローワークのページをしっかり見るのが確実です。この記事ではなるべくわかりやすいメリット・デメリットに絞って書いてます

訓練の種類は大きく2つあります。

①公共職業訓練(離職者訓練)

雇用保険(失業保険)受給中の人が対象。国や各都道府県が主催しているコースの他、民間主催のコースもあります。

 

②求職者支援訓練

雇用保険を受給できない人(終わった人も含む)が対象。民間が主催しているコースに通います。

 

 僕が通っているのは②求職者支援訓練です。「雇用保険を受給できない求職者の方が職業訓練によるスキルアップを通じて早期の就職を目指すための制度」と謳われるように、お金が無いけど勉強して就職したい!異業種にチャレンジしたい!って方へ向けた訓練です。

 詳しくは厚生労働省のページを見て下さい。

www.mhlw.go.jp

 

2.どんな勉強ができるか

 僕が行っているWebサイト制作・Webデザインの他、宅建、プログラミング、CAD等…たくさん種類があります。

 

 講座はネット上で調べることはできます。が、実際に開校していなければ通えません。実際にどの講座を取るかは、ハローワークで担当者に相談したり、受講者募集のチラシを見るのが一番確実です。

 

3.通い始めた理由(メリット)

独学に限界を感じた 

 再就職先として当初エンジニアを検討していた僕は、退職後に自分で参考書を買い勉強していたのですが、全然続きませんでした

 

 正直、本当に限界でした。退職してお金も夢も希望もない状態で、まともに勉強ができるわけなかったですね。

 

 また、質問相手がいない、困った時に頼れる人がいないのも効率が悪いです。口頭で聞けず、いつ回答が返ってくるかわからない質問サイトは全くの初心者には中々使いづらいです。モチベーション維持が難しくなりがちですね。

 

 訓練校はプロの先生がいるのでその点は大丈夫です。

 

社会復帰の為のリハビリ

 僕は精神的に限界を迎えて会社を辞めました。退職後は家に引きこもり、買い物以外で全く外に出なくなりました。頭が全く働かず、酷かった時は本どころかメールさえまともに読めませんでした。(冗談抜きで字がぐにゃぐにゃ歪んだり、ぼやけたりしました)そんな状態で働けるわけないですね。

 

 訓練校では頭を使いますし、時間もフルタイムの労働ほど長くないのでリハビリにはちょうど良いです。

※講義時間については、僕が通っている講座は朝から3時頃までです。講座によっては夜の部もあるようです。

 

月10万円の給付金(求職者支援訓練のみ)

雇用保険が受けられる人は、訓練中は支給期間を延長してもらうことができるようです。

 正直これはめちゃくちゃデカいです。お金が貰えて、リハビリもできるなんて夢のような制度ですね!

ただし貰うには世帯収入や資産等の条件があります。僕のように、一人暮らし・無収入・資産ほぼなし、みたいな方ならまず大丈夫です。詳しくは厚生労働省のページを見て下さい。

www.mhlw.go.jp

 もし条件を満たしていない場合でも、ハローワークで相談してみて下さい。「困っている人の為の制度」なので、条件外でも適用となることがあります。僕の場合、昨年度の収入が基準を超えていて本来は条件外だったのですが、現在は無職・無収入である旨を相談したところ申請が通りました。ハローワーク様様です…。

 

4.通ってみた感想(思わぬメリット)

 結論から言うと、「通い始めて良かった」です。おススメです。受けてみて改めて気付いたことが沢山ありました。

職業訓練を侮っていた

 訓練通う前は、ネットの前評判等を見ていて、「たかが職業訓練」「お金を貰いながら就活したらいいかな」と正直あまり期待していませんでした。

 通っていて思うのは、勉強は思ったより大変(適当にやってると死ぬ)ということと、学べることは思ったよりはるかに多いということです。

 

 今教えてくれている先生は最初期の頃からコンピューターを使ったデザインを行っている方で、今もWebデザイナーとして活躍されている経験豊富な方でした。授業もわかりやすく、デザイナーとして働く上での厳しい現実も教えて下さる非常に熱心な方です。「デザインの方法」に留まらず、「デザイナーとしての働き方」まで教えて貰っています。

 

 かつての僕と同じように、「職業訓練に興味はあるけど、実際大した事無いんでしょ?」と感じてる方は是非見学に行ってみて下さい。

 

教室見学はすべき

 やはり、講座や講師によって「当たり外れ」「合う・合わない」があるのは確かなようです。僕の通っている講座は、民間の専門学校(教えるプロ)がやっている講座ですが、Googleの口コミはなんと★1.0でした

 それでも今は、通ってよかったと感じているので、やはりまずは見学して、自分の目で合う合わないを判断することをお勧めします。

 各講座は、受講申込みの前に教室見学を受け付けています。チラシに連絡先が載っているのでそこから連絡して申し込んでください。

 見学の際には、授業風景をそのまま見ることができます。

 

 人と話す機会が圧倒的に増える

 大学卒業後上京して、就職して半年ほどで会社を去った僕には友達はほとんど残されていませんでした。半年ほど引きこもっていると、まともに会話ができなくなります(言葉に詰まることが増え、順序良く話すことができなくなった)。

 

 訓練校は若い人から中年くらいの方まで、色んな年齢層の方が通っています(僕のところは一番若い方で22歳でした)。

 

 勉強中はわからないことが多いので、他の人と教え合ったりして話す機会が増えます。他人と協力して課題を解決していく、という意味では仕事に通じる部分があるかもしれませんね。

 

 

訓練校のパソコンのスペックが低い!教室が狭い!

 僕が通っている教室のPCはメモリが4GBしかなく、イラストレーターを立ち上げるのにめちゃくちゃ時間がかかります。パソコンを使う訓練校なのに、パソコンがショボくてどうすんねん!と思いました。

 

 やはり職業訓練校というだけあって、あまり設備にコストがかけられないのでしょうか。教室も狭かったりするところが多いです。 

 

 でも、「自宅のハイスペックPCで作業している自分」と「訓練校の低スぺックPCで作業している自分」を比べると、後者の方が圧倒的に質の高い作品を作ることができています。

 

 要は集中力の問題でした。家だと誘惑が多くだらだら怠けてしまいがちだったのが、訓練校だと緊張感を持って取り組めているだけです。勉強する以上はパソコンやテキストに集中して向き合わないといけない訳ですから、教室の広さなんかも関係ないですね。

 

 そして、わかりやすく教えてくれて、かつ困った時に何でも聞ける先生がいることはめちゃくちゃ重要です(しかも無料)。パソコンのスペック差なんか問題にならないレベルで大事です。

 

 勉強はやはり大変

 Webデザインはやってみたいと思っていたけれども、想像よりずっと勉強量が多いなと感じました。勉強量が多い=知らないことが多いということですから、素人の自分にとっては当たり前の話ですね。

 

 職業訓練の口コミを見ると、授業内容に関するものが多く見られます。授業について「教科書を読んでるだけ」みたいな内容のコメントもいくつか見かけました。正直、授業の内容より、自分の自習の質に全てがかかってると思います。高校や大学受験の予備校でも同じで、授業を受けてて勝手に成績が伸びる訳がないですよね。それと同じで、自分が分からないことを自分で潰していくこと(自習)が大事です。

 

 何も知らない素人がプロを目指す為の訓練校ですから、Web制作に限らず、どの講座も勉強量はそれなりに必要になるかと思います。興味がない人にとってはどれも苦痛だと思います。せっかく通い始めたのに嫌々勉強するのは勿体無いです。なので通う場合は絶対に興味があるものを選んで下さいね

  

 5.余談(自分語り)

職業訓練は、勉強の「姿勢」を身に着ける最後のチャンス

 先生は聞けば何でも答えてくれますし、授業内外で沢山のことを教えてくれます。しかし実際に就職すれば、何でも手取り足取り教えてくれるような人はいなくなるでしょう。自分で勉強してスキルを伸ばすしかありません

 

 僕は学生時代から、何となく難しそうな試験に興味を持っては、辛くなってすぐ投げ出す生活を送ってきました。受験勉強さえ、ギリギリになって焦ってやり始めて、第一志望はとても届かないからギリギリ受かりそうな第二志望にチェンジ。そして受かったらおしまい。そのあとは燃え尽きたように怠け倒しました。典型的な「落ちこぼれ」です。

 

 僕は「日々コツコツ知識を増やす」「分からないことについてじっくり考える」「分からなければ、文献に当たったり、詳しい人に聞いて調べる」こうした一切の努力から逃げ続けていました。結局、そんな自分を変えられぬまま大学を卒業してしまいます。結果はお察しの通り。一方で、かつての同級生にはめちゃくちゃ勉強して弁護士になった奴もいて、今は立派に働いています。自分が怠けたツケは、そのまま「何もしなかった自分」として返ってきます。

 こんな怠け者が就職して、スキルを伸ばし続けられる訳がないですね。職業訓練の場は、成長しない、惨めな怠け者の自分を変える最後のチャンスだと思っています。

 

  大学卒業して今更こんなことを言ってる自分が恥ずかしくて仕方ありませんが、「勉強する習慣をつける」「できないことを少しずつできるようにする」「やってみたい仕事にチャレンジする」これらに取り組み始めてから、少しずつ前向きに頑張ることができています。記事タイトルにはそんな思いを込めました。

 

就職できた後も楽しく働けるように頑張ります。

 

 

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  ※この記事以外に聞きたいことがあれば、質問箱やツイッター等で、何でも質問して下さいね!

「どこの教室に通ってるか」みたいな、公開できないような具体的な質問でも、DM等で聞いていただければ答えます!