ただでは死なん。

こんなタイトルですが社会に恨みはありません。

お得に生きる為にここ2年間でスマホ決済を使いまくったけど、結局節約が一番だった

 タイトルでいきなり結論を述べてしまった。

2019年は各社~20%クラスの大盤振る舞いの還元合戦に加え、政府のキャッシュレス還元事業と来て、2019年はスマホ決済の普及が大きく進んだ年といえる。どさくさに紛れて増税もできちゃったね。

しかしながらスマホ決済は課題も多々抱えており、未だ完成には程遠いというのが現実だろうか。ここ2年ほど色々な決済手段を使い倒してきたので、その所感を述べたい。

 
 

決済手段が多すぎて煩わしい?

スマホ決済の普及を阻む一番の要因がここだと思う。

クレジットカードですら使える商品や店舗にバラつきがあって普及が進まなかったのに、どうして同じことを繰り返してしまったのか…。

これに加えてポイントカードも…

財布を出して更に現金やカードを出すのが面倒でスマホ決済を活用しているので、ポイントカードを使う機会は大きく減少した。ヨドバシのような還元率が大きく、家電量販店という使用頻度も多くないところならともかく、薬局やスーパーなどのポイントカードは不便さが目立ち始めてきた。電子アプリ化に取り組んでいるところも見られるが、わざわざアプリを開く必要がありQR決済とは特に相性が悪い。個人的にポイントカードはほとんど利用しなくなった。

そして これも個人的な叫びだが、Tカードはいい加減に戦い方を変えるか、無理ならもう滅びて欲しい。財布をゴソゴソ漁る作業と現金をジャラジャラ数えたり店員さんにカードを預けて処理してもらう煩わしさを省く為に非接触決済やQR決済が活用されているのに、わざわざいろんな店舗に現れては店員さんに「Tカードはお持ちですか?」なんて聞かさないでくれ。あっても出すか。

この点、PayPayはTカードをアプリから直接開けるようにしており、工夫の形跡が見られる。  

 

 

QRはタッチよりも不便だが、ぶっちゃけ慣れる

接触決済と違い、特別な設備がなくてもQRコードを客に読ませれば良いのは店舗側に大きなメリット。使える店舗は多い。アプリの起動が必要な分タッチ式より手間はかかるが、使って見るとさほど気にならない。ついついツイッター開いちゃうような手際の良い人ならすぐ慣れるね! 

 

 

残高管理はめちゃくちゃ簡単

 「電子マネーの種類が多すぎて、どこにいくら入っているか管理するの面倒」という問題がある。そういう時はマネーフォワードなどの家計簿アプリを活用しよう(ステマじゃないよ)。

 

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Android版マネーフォワードの管理画面。銀行残高や現金、電子マネーの残高などがまとめて確認できる

銀行口座を複数持って毎月記帳して回るような人には尚更オススメ。今どきの家計簿アプリは銀行口座や電子マネーの残高を一括管理できる。そして利用履歴まで自動で取得して家計簿に記帳してくれるので家計管理がべらぼうに楽になる。

筆者は過去に2年間ほど全て手打ちで家計簿アプリを打っていた時期があったが、それと比べても労力は95%くらい削減されている。

現金主義・手書き家計簿の人であれば多分99.99%くらい作業が楽になると思う。

ところで、これは使い込んでる人ならわかって欲しいのですが、月末なんかに家計簿アプリの履歴とか確かめたりすると思うんですけど、「現金」残高が現実と1円もズレてなかった時めちゃくちゃ嬉しくないですか?ニチャア  

moneyforward.com

 

 

楽に、かつ得に使いたい 

スマホ決済って種類多くてややこしいけどなんだかんだ楽だし、キャンペーンもあるし、クレカのポイントもつくし、どうせならお得なのを使いたいはず。

とは言えクーポンやキャンペーンに踊らされるのは本末転倒なので、以下のようにルール化して活用することを勧める。

① 「メイン」はタッチ(非接触型)決済

スーパーや行きつけのカフェなど、いつも買い物をする店で対応している決済手段を中心に導入しよう

そして、QR決済ではなくタッチ(非接触型)決済を選ぼうスマホを開くことなくかざすだけで使えるのはめちゃくちゃ楽だ。スマホ決済の素晴らしさを痛感すると思う。

筆者の場合はQUICPayがそれに該当するが、iDやSuicaEdyも使える店舗は多い。 

 

② 「メイン」が使えない場合にQR決済も備えておく

タッチ決済は専用の端末が必要なため、導入コストも高く店舗によっては対応していないところも多い。しかしこうした店舗でもPayPayを始め導入コストの低いQR決済が使えるところが増えてきた。

タッチ決済と比べ、アプリを起動する必要がある分多少不便だが、現金決済やクレカを財布から出すよりは相当楽だ。

クーポンや残高の使い勝手が良いLINE Pay、利用店舗の数が非常に多いPayPayがオススメ。

筆者の場合は、これらに加えて楽天Payも使う(期間限定ポイントが使えるため)。

 

③ クレカと少額の現金も持ち歩いておく

タッチ決済もQR決済も使えない「いざという時」に備えて、クレジットカードや小口決済に対応できる程度の現金はもっておくと安心。具体的には、携帯が電池切れ・故障を起こしたり、現金オンリーのラーメン屋に急に行きたくなった時など。

筆者の場合、ポケットに入る小さな財布に免許証とクレカ、千円札1~2枚だけ忍ばせておき、基本はスマホ決済という「ほぼ手ぶら」スタイルで生活している。

「手帳型スマホケースに5千円札1枚だけ忍ばせておく」という方法もある。

 

④ クーポンやキャンペーンは「めっちゃ得」なものだけ使う

筆者は特定店舗・特定商品とのキャンペーンで配られるクーポンは基本的に使わない。

「得なクーポンが無いかな?」と探すのは本末転倒で、最悪のパターン。浪費するために時間の無駄遣いをすることになるので…。

よく行く店など日常的な利用時に使えて、かつ「めっちゃ得(還元率が高かったり、使用対象を問わない)」なクーポン「だけ」ありがたく活用させて頂きましょう。

LINE Payがたまに500円引きとかのクーポンとか配ってたりするのでおすすめ。(ステマじゃないよ)

 ちなみに筆者の場合、「めっちゃ得」なクーポン・キャンペーンはツイッターのフォロワーさんが使ってツイートしてたりするのでわざわざ探すことがなくなった。 

 

 

それぞれの決済手段のメリット・デメリットをもっと詳しく知りたい

筆者が使用してきた決済業者は長くなりすぎたのでこちらの記事にまとめたので、興味あるものだけピックアップして読んで欲しい。  

 ytk64.hatenablog.jp

 

 

セキュリティ、信用性は課題

7payの破綻や、楽天経済圏での障害発生、共同財布のサービス終了など、スマホ決済のみならずフィンテック全体の脆さが目立った年でもあった。

初期のPayPayや7payの作りの甘さは「金の動きなんて数字の動きなんだからITで効率化できるでしょう?」とは単純には言い切れないことを知らしめた。

還元合戦も落ち着き始め、今後生き残っていくのは資本力(≒信用)の高い大手サービスが中心になっていくだろう。

LINE PayやPayPayも背後に大資本がついていたり運営も頑張ってはいるが、如何せん資金決済業者としての実績が弱い。今後に期待しつつ様子を見たい。

そして、セブンイレブン楽天といった大手発の決済手段が安全安心かというとそうでもないというのも現実だ。QR決済はセキュリティ面で大きな課題を残してしまった。 

大きな資本力に加え、FeliCa使用のQUICPayやiD、Suicaに加え、VISAなど、強固なセキュリティの下で決済業者として実績を積んできた所は根強く生き残るだろう。 

 

 

500円の無駄遣い」をなくしてみよう

クーポンやキャンペーンに釣られて、本来使う予定のなかったお金を使ってしまう(浪費する)ケースは多いだろう。例えば、大手コンビニ3社はどこもスマホ決済を積極的に導入しており、大抵の決済手段が使えるのでついつい買い物をしてしまう。

この無駄遣いを仮に500円減らせば、「10,000円利用した場合の5%還元」を現金で受けたのと同じようなものだ。

還元を主目的に電子マネーを使うなら、いっそ「浪費の回避」に取り掛かってみてはどうだろう。

家計簿アプリは電子マネーと相性が非常に良いので家計の管理(浪費の把握)と時間の節約に大いに役立つ。

マネーフォワードが連携できる電子マネーの種類が多いのでオススメ。(ステマじゃないよ)  

moneyforward.com

 

 

以上。繰り返しになるが、それぞれの決済手段について詳しくまとめた記事もあるので興味がある方はそちらも読んで欲しい。

ytk64.hatenablog.jp